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マキタMDE400 連続運転してエンジン停止すると再始動しないが時間が経つと始動する、千葉県から送られてきました。

PLOW長岡店の柳です。マキタMDE400連続運転してエンジン停止すると再始動しない症状で千葉県のお客様から2台同じチェンソーが送られてきました。MDE400はSACHS-DOLMAR社製の排気量39.0cm3のチェンソーです。エンジンオイルはSTIHL HPウルトラ使用しているそうです。

過去に修理したMDE335 33.0cm3の排気量アップしたモデルですが部品供給終了していてメーカーにわずかに在庫があるだけです。絶滅危惧種です。連続運転してエンジン停止すると再始動しないが時間が経つと始動する症状で考えられる原因は1.パーコレーション(エンジンの熱でキャブレター内の燃料が沸騰して泡立ち燃料供給できない状態)2.タンクベントが機能していない(燃料タンク内部が負圧になり燃料供給できなくなる。)3.イグニッションコイル故障(エンジン暖機後に点火不能になるが冷えると点火する)

マキタMDE335 エンジンかからない修理完了

まずはエンジンの診断を開始します。燃料タンクキャップを開けてみるとタンク底に木屑が固まっています。燃料ホースが結束バンドで締め付けてあります。

工場内の燃料を補給してエンジン始動しました。アイドリング回転数が高め、チェンオイル吐出確認しました。全体的に清掃されていてキレイです。エアーフィルターもキレイです。

圧縮圧力を点検すると1,090Kpaでした。正常です。

マフラーを外してみるとピストン、排気口は非常にキレイです。HPウルトラ使用の効果だと思います。縦傷なし

シリンダーの吸気側に薄い縦傷がありました。これはエアーフィルターの性能が低い(目が粗い)ため微細な異物を吸い込んでしまったか中古品を購入したそうなので前の所有者の時に縦傷ができていた可能性があります。

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