REPAIRBLOG修理ブログ

PLOW長岡店の柳です。マキタE3030Aエンジンかからない症状で持ち込みされました。マキタ製の赤い機体は初めて見ました。かなり古くてマキタのパーツリストで検索してもヒットしませんでした。でもデザインは凄くカッコイイです。

横置きエンジン、MS194C-Eに似ています。

プライミングポンプは劣化してなくなっています。

ホームセンターで購入した燃料を入れたそうですが劣化しています。工場内の燃料を入れてスターターを何回引いてもエンジンかかりません。

スパークプラグを外してみると乾いています。燃料供給不能です。プラグを取り付けてエアーフィルターは外してエンジンに直接キャブレタークリーナーを注入するとエンジンかかりました。点火系統は正常です。

一応テスターでも確認しました。

圧縮圧力を点検すると990Kpaでした。正常です。

マフラーを外してみるとピストンに縦傷なし

シリンダーの内壁の左側は加工線、右側は薄い縦傷があります。この程度なら正常です。

キャブレターを分解清掃、ダイヤフラム、ガスケットを交換すればエンジンかかるかもしれないですがオイルポンプが故障していたら供給終了しているので修理不能です。ハイリスクですがお客様に相談します。