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STIHL MS460RHD エンジンかかるけどアイドリング回転数が高い、故障診断

PLOW長岡店の柳です。STIHL MS460RHDエンジンかかるけどアイドリング回転数が高いという症状で持ち込みされました。現象確認するとスターターを1回引いて初爆あり、ハーフチョークでエンジンかかり全開になりスロットルレバーを握って離すとアイドリングせずエンストしました。何回やっても同じでした。

スパークプラグを点検するとNGK BPMR7Aですがターミナルがカシメていないタイプがついていました。振動で緩んでいました。メーカー指定はBPMR7Aターミナル一体型(カシメている)です。

圧縮圧力を点検すると1,080Kpaでした。正常値ですが

マフラーを外してみるとピストンに薄い縦傷がありました。

ピストンリング下側にも縦傷があります。

シリンダーの吸気側を点検すると同様に縦傷がありました。

エンジンかかるけど軽度のエンジン焼き付きしています。マフラー、テストプラグ(BPMR7A一体型)を取り付けました。お客様がキャブレターをいじってしまったそうなので

H.Lスクリューを見るとリミッターがついていて調整範囲が制限されています。LA(アイドリング)を調整するとアイドリング回転数を維持することができました。もしリミッターがついていなかったらエンジン過回転して焼き付きしていたかもしれません。故障したらいじらないでそのまま持ち込みをお願いします。
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