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ホンダ新型除雪機登場! HSS1370i 早速中身をチェック

プラウ開発部のコセキです

8月からテクニカルサポートから開発部へ移動になりました

と言ってもバリバリ整備はしますよ

今回はホンダの新型除雪機が発売になったので早速中身をチェック

機種は小型ハイブリッド除雪機HSS1370i

ホンダ除雪機は型式ローマ字の真ん中でサイズクラスを表記します

S=小型 M=中型 L=大型

なのでHSSは小型を意味します

開発情報がとどいてから物凄~くまちましたがやっと入荷しました

実物を見た感想は「コストかけたね~」

オーガハウジングが中型機の様に左右の板が取り外せるのと

鉄板が頑丈になってますね

これなら少し無理しても以前の様に歪む事はないのでは

という事で中身のチェック開始

エンジンカバーが左右二分割になり整備性が向上

今までとは雲泥の差ですね

ベルトのチェックも楽々できる

小型機ですがオーガベルトは2本になりました

これは中型機のHSM1390iや1590iと同じブロワーサイズ(34cm)を

採用している為でしょう

エンジンもHSM1390iと同じGX390なので

小型機シャーシーに中型機同等のエンジンとブロワーを載せてきたんですね

デカくて飛びそうな気がしますね

HSS970nや1170iのブロワー径は30cm

飛びに直結するブロワーですがその速度も面白い

HSM1390iは22m/秒ですがHSS1370iは23m/秒

エンジン出力とブロワー径が同じなので除雪幅の狭い分

回転速度を上げられるって事でしょうか

ちなみにHSM1590iは24m/秒、さすがですね

AGCベルトです

クランク側プーリーの溝とオルタネータープーリーの溝数が違います

内側に細いV溝が1本余ってるのが不思議

オルタネータの外観が今までと違うのでチェックするとやはりメーカーが変更

こういった部品はすでに日本製以外が幅を利かす時代です

スターターはDENSO製でした

そしてコレ!

摩耗したら1回おかわりができるソリ

「この手があったか~」って感動

バッテリーカバーの中身

普通のバッテリー34B17L

その奥にはECU

かなり前に特許情報に掲載されていた冷却をかねた取り付け方法ってのがコレでね

ライトの意匠も特許図面とそっくりでした

シューターとディフレクターモーターの位置がここに

大改革はモーター軸の向きが下向きにになった事と

排水ホースが最下部になった事

今までは排水ホースから水が出た時はモータが完全浸水していたんで

これなら耐久性が超アップ

もう水冷モーターなんて言われる事は無いでしょう

ハイトロックが今までのパーツと違います

上位機種のJXはこの部分が電動パワーハイトになります

*公式サイトでJXは9月発売予定と表記されています

手動ハイトロックの操作は左手親指で操作

この辺の操作機構は某メーカーが特許出願してたりするのですが

最適解はどこにあるのか、どこに落ち着くのか

慣れないせいか操作時に右手が動きますね(笑い)

そこは右旋回レバーなんですが・・・ 外車のウインカーレバーと同じですね

Jタイプはシンプルなパネル

JXは電動ハイト用にレバーが1本増えます

クランクケースです

オイルアラート無しなのが分かります(センサーが無い)

オイルドレーン下部ミッションケースにオイル交換時用の樋が鋳造で設置されてます

ありがたいです

スロットルはバイワイヤー

オートチョークや除雪速度を自動コントロールしてくれるiコントロールなど

ビギナーでも使いやすいのは良い事です

実際に動かすととてもスムース

雑な所がありません

良く出来てますね

 

実機はPLOW上越店で展示中です

是非ご来店ください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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