REPAIRBLOG修理ブログ

プラウテクニカルサポート小関です

午前中作業したMTD薪割機LS21T

油圧ポンプを11GPMから13GPMへ交換しました

エンジンがGCV160なのでギリギリスペックをみたしていないんですが

どんな変化が起きるか実験もかねてテストです

テスト開始前に気になったエンジン回転数とガバナーセッティングをチェック

このエンジン、スロットルがないので一定回転で運転します

チェック時は3340rpmでした

CBNAポンプの定格値は3600rpmなので

エンジン回転数を3600rpmに調整します

ガバナーも再セット完了

気になるテスト結果は・・・

まず破砕動作はキレが出て気持ち良く割れるようになりました

サイクルタイムはポンプ換装前が21秒の所15秒へ改善

明らかに速い

薪割機の性能は油圧ポンプに依存する傾向があるんですが

速度改善は予想以上ですというか気持ちイイですね

ただ～し、やはりGCV160では役不足でした

杉やハンノキはＯＫなんですがケヤキの玉木を破砕すると

エンジンが音を上げて無理するとエンストします

純正装着のポンプスペックが低いのは

この小さなエンジンで4インチシリンダーを押し出すのに

11ＧＰＭポンプがギリギリの選択だったという事でしょう

本来はGCV200に13GPMポンプの組み合わせが破砕力21トンには必要という結論

ん～、どうするか一晩考えます

今日は中国から秘密のチェンソー部品が届くので19時までに帰らないといけません