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ゼノア根切チェンソーRC620整備完了
プラウテクニカルサポート小関です
整備中のゼノアRC620の続きです
最後の修理箇所「チェーンオイルブリーザーバルブ」の交換
ゼノアの根切チェンソーはこの春生産終了になりました
現行機RC6200は在庫限りで終了です
ダイレクトタイプは他社でもありますが
二段掛けは今後入手困難になりますね
部品供給もそう遠くない未来に打ち切りになるので
メンテナンスは急いだほうがいいと思います
オイルポンプ周辺パーツの交換が完了したRC620
と書くと簡単そうですが
今回は長年の使用で堆積したヤニ状物質で部品を取り外すのに大苦戦
各パーツが固い樹脂で接着コーティングされている状態で
加熱して柔らかくし丹念に除去する作業をひたすら続けました
根切チェンソーはどうしてもダストが大量に入り込むので仕方ないのですが
定期的なお掃除をしないと後々苦労する事になります
ポンプ側が完了しましたがまだ終わりではありません
オイルタンク内の気圧を調整するブリーザーバルブの交換を行います
タンクはキャップで密閉されているので
オイルが消費されるとそのままでは内部が負圧になります
そうなるとポンプがオイルを吸えなくなるので
タンク内を大気圧に保つバルブが装着されてます
アクセスするにはスターター側を分解する必要があります
スターターと点火コイルを取り外すとそれはあります
(点火コイルに隠れて見つけるのに苦労しました、ハスクバーナゼノアの中野さんありがとう)
矢印の先にある丸い部分
ここにバルブさ装着されています
見るとダストでふさがっています
こうなるとオイル満タンにいれて作業すると途中でオイルが出なくなります
タンクの負圧がどんどん高まるから吸えなくなるんですね

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バルブはクランクケースに押し込んでありその上にスポンジ製フィルターをのせ
クリップで抜けないよう固定してあるのですが
スポンジは風化しもう見当たりません
バルブ中央の穴はダストで閉鎖されてます
新品のバルブを取り付けます
本来はこのスポンジが装着されゴミがバルブに入らないようになってるんです
これをクリップで抜けないよう固定し完了です
始動確認を行いオイル供給が正常に回復したことを確認
作業は終了です
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