REPAIRBLOG修理ブログ

PLOW長岡店の柳です。燃料漏れる。マフラーのボルトが折れて長野県のお客様から送られてきました。STIHL 020はMS200前期型の旧型機ですが既に部品供給終了しています。しかし海外には部品があるので修理可能です。過去にも020をMS200後期型のタンクハウジングに交換した事例があります。

STIHL 020修理、MS200後期型のタンクハウジングがUSAから届きました。

軽量で扱いやすいSTIHL 020，MS200は今でも人気機種です。

工場内の燃料を補給して正常にエンジン始動しました。吹け上がりも正常です。チェンオイル吐出確認しました。

燃料漏れは確認できませんでしたがホース交換で直りそうです。

020，MS200前期型は同じ部品ですが、MS200後期型はタンクハウジング、燃料ホースが変わります。タンクベント（オレンジの丸い部品）がついているのが前期型です。後期型は燃料ホースが二股に分かれています。

次にマフラーを点検します。

外してみるとボルトが折れていました。ボルトの部品供給はしていないのでマフラーASSY交換になります。

マフラーを外したのでピストンを点検すると薄い縦傷がありました。

シリンダーの内壁にも薄い縦傷がありました。それでもエンジン始動性や吹け上がりは良いので正常と判断します。

リヤハンドルに亀裂がありました。どこまで修理するかお客様に相談します。