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Husqvarna 550XP Autotune エンジンかからない故障診断
PLOW長岡店の柳です。Husqvarna 550XP Autotune(電子制御キャブレター) エンジンかからない症状で田上町のお客様から持ち込みされました。他店購入品でも喜んで修理させていただきます。
Husqvarna 純正エンジンオイル使用、2週間前までエンジンかかっていたそうです。それでも燃料を疑います。抜いてみると水分と異物が出てきました。燃料が新しくても燃料タンクに異物が入っていてはダメです。
燃料タンクをエアーガンで清掃すると大量の水分が出てきました。これがエンジン始動不能原因の1つです。
燃料を抜き替えてもエンジンかかりません。圧縮圧力を点検すると810Kpaでした。低いです。
何故かスパイクが逆向きに付いています。
マフラーを外してピストンを点検すると縦傷なし、しかしピストンリングが摩耗して光っています。排気漏れしています。
シリンダーの吸気側に薄い縦傷がありました。
点火系統点検すると正常にスパークしています。
デコンプバルブ清掃後再テストすると900Kpaになりました。それでも低いです。
燃料正常、点火正常、圧縮圧力やや低いですがここで裏技を使ってエンジン始動成功しました。Husqvarna 製AutotuneやSTIHL製M-Tronicに採用している電子制御キャブレターのプラグかぶり対策方法があります。スロットルレバーを全開でロープなどで固定したままスターターを引き続けるとかぶらせずに始動することができます。取扱説明書にも書いていない裏技です。1度エンジン始動するとECUが記憶するので再始動は1発でエンジンかかります。
その他エアーフィルター清掃しました。全体的に汚れているので機体清掃と目立てをお願いします。
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