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STIHL HS52 ブレードが動かない故障診断

PLOW長岡店の柳です。STIHLヘッジトリマーHS52 ブレードが動かない症状で持ち込みされました。現象確認するとエンジンをかけてスロットルレバーを握ってもブレードが動きません。

カバーを外してみましたがギヤの歯損なし

故障原因を特定するためエンジンとギヤケースを分離します。

クラッチドラムを手で回すと途中で何かが引っかかってブレードが止まります。反対方向も同じです。

ギヤケース単体にしてから分解します。ギヤ、ベアリングに異常はありません。ブレードを分解

するとスリーブが破損していました。故障原因は恐らく破損したスリーブが溝の中で挟まってブレードが動かなくなったようです。初めての故障事例です。スリーブの材質の強度不足、耐久性が低いことが故障原因だと思います。

6か所中2個のスリーブ破損を確認しました。スリーブをすべて取り外してスパーギヤを取り付けてブレード下側だけでクラッチドラムを手で回すと正常に回ります。

次にブレード上側も取り付けてクラッチドラムを手で回すと正常にブレードが動くことを確認しました。スリーブが故障原因であることを特定しました。

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