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STIHL MS150TC-E エンストする症状で北海道から送られてきました。

PLOW長岡店の柳です。STIHL MS150TC-E 全開で木を切っている最中にエンストする症状で北海道のお客様から送られてきました。ガス欠以外でエンストする原因は何か?工場内の燃料を補給してエンジンかかりましたがアイドリング回転数で10秒くらい経つとエンストしました。何回やっても同じ現象になります。

スパークプラグを点検すると正常な状態です。異常がなくても早めに交換をお勧めします。

圧縮圧力を点検すると870Kpaでした。やや低いです。

ちなみに現行機種MS151TC-Eの圧縮圧力を点検すると960Kpaでした。正常です。

マフラーを外してピストンを点検するとピストンヘッドに薄い縦傷がありました。

ピストンリングの下側は排気漏れして黒く変色しています。クランクケースに排気ガスが流れ込んで混合気と混ざることでエンジン不調になります。全開で木を切っている最中にエンストする原因はこれのような感じがします。

シリンダーの内壁にも縦傷がありました。エンジンかかるけど軽度のエンジン焼き付きしています。

マフラーを分解するとカーボン堆積による詰まりがありました。

マフラー清掃完了しました。

マフラーを取り付けてエンジンかかりましたがそれでもエンストするのでアイドリング回転数を調整するとエンストしなくなりました。基準値は3,000rpmなので再調整します。

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