REPAIRBLOG修理ブログ

PLOW長岡店の柳です。STIHL 020AVP SUPERのアイドリング回転数不調のためクランクケース漏れテストをします。前回修理した020AVTは正常でしたがこの機体はどうでしょうか？まずはバキュームテスト（負圧）すると0.5barから徐々に針が上がっていきます。NGです。

バキュームテストは0.5barから20秒以内に0.3bar以上にならなければ正常です。

次に加圧（プレッシャー）テストすると0.5barから徐々に針が下がっていきます。NGです。

加圧（プレッシャー）テストも0.5barから20秒以上一定である場合は正常です。

漏れている箇所はすぐに特定できました。フライホイール側のオイルシールでした。

他に漏れている箇所がないか点検します。クラッチASSYを取り外しました。

クラッチ側のオイルシールは異常なし、エンジン不調原因はフライホイール側オイルシールから二次空気を吸い込んで空燃比が薄くなったからです。

でも安心してください。オイルシールは奇跡的に在庫ありました。オイルシールを交換すれば絶好調なエンジンになります。