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リョービ ESK-840 オイルポンプとエアクリーナ交換

PLOWカスタマーサポート小関です

岩手県花巻市からリョービのチェンソーESK-840が到着

オイルポンプの不具合とエアエレメントをグレードアップがご用命

この整備は過去多くのご用命をいただいています

古いブログ記事からお電話いただくケースが多いんですが

理由は

この機種ゼノア製でリョービへOEM供給されていました

ご本家のモデルからいろいろ部品がグレードダウンしています

その部分が悪さをします

今回のオイルポンプとエアエレメントはそのダウングレード分部

早速分解整備していきます

まずはオイルポンプを交換するために必要な工具

本家ゼノア純正工具を使います

が、コセキは写真のピストンロックツールが大嫌いなので使いません

アルミの板を曲げただけの工具ですがピストンに傷がつきます

なのでプラグ穴から要らなくなったリコイルロープを押し込んでロックします

上写真はクラッチツールをセットした所

逆ネジなんで時計方向にレンチで回します

ポンプが見える状態になりましたので撤去

右が取り外したポンプ

左が新品

形が違います、新品はゼノアのロゴが入っていますが

取り外したポンプはロゴがありません

ウォームも廉価仕様でそれがトラブルを引き起こします

新品ポンプにオイルを注入しエア抜きをします

いきなり取り付けると始動時にエア噛みしてポンプに寿命に影響が出ます

これが問題のローコスト型エアクリーナ

スポンジを載せて上部カバーで押さえているだけの簡易構造

このスポンジは経年劣化でボロボロに崩れ去ります

この機体でもスポンジの一部がありません

吸われた可能性がありますね

これが本家ゼノア機に装着される標準タイプのエアエレメント

スクリーンフィルタータイプです

上下2分割構造で両面ともフィルターになっています

リョービのは下部分はスポンジを載せる台で空気は乗っかってるスポンジから吸います

吸気効率は全然違いが出ます

試運転を実施

アイドル回転が低すぎるのでLニードルと合わせ調整

オイル供給も絶好調

一晩リークテストを実施し問題無ければ完了です

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