REPAIRBLOG修理ブログ

PLOW長岡店の柳です。柏崎市のお客様から持ち込みされたSTIHL 028AV　エンジンかからない症状です。028AVは０シリーズの中でも販売台数が多く、何台も修理しました。

ハンドルのグリップがなくなっています。

型式　028AVEQ　製造年月は昭和54年9月、西暦1979年なので45年前のチェンソーです。

燃料タンクを点検すると金属製燃料タンクの内部が腐食しています。燃料を抜き替えてエンジンかかりましたがエンストしてから再始動不能になりました。

圧縮圧力を点検すると870Kpaでした。やや低いです。

マフラーを外してピストンを点検するとピストンリングの下側に1本縦傷があります。ピストン、シリンダーの排気口はキレイです。

縦傷は深いですが排気漏れはしていないようです。

シリンダーの吸気側にも縦傷があります。薄い縦傷なのでピストンリングが摩耗して圧縮圧力が低下しているのかもしれません。