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マキタ MEM2102U スターターロープが重くて引けない、故障診断
PLOW長岡店の柳です。マキタMEM2102Uスターターロープが重くて引けないという症状で持ち込みされました。ナイロンコードで使用中いきなりエンジン停止したそうです。ホームセンターで購入した混合油1L缶を入れたそうです。
スパークプラグを点検すると白く焼けています。小排気量のエンジンにはナイロンコード(ナイロンカッター)はエンジン焼き付きの原因になるのでNGです。プラグを外した状態でもスターターが重くて引けません。
マフラーを外してピストンを点検すると縦傷なし、しかし排気漏れしています。焼き付きしていないということは?プラグと排気口にWAKO’Sラスペネを噴射して放置、しばらくたってからスターターを引くと固着が解消しました。
シリンダーの吸気側にも縦傷なし、ピストンリングがシリンダーに張り付いていたようです。これは低品質なエンジンオイルが原因です。
ピストンヘッドとシリンダーの排気口には燃焼生成物が堆積しています。高性能なエンジンオイルではこのような状態にはならず、エンジン内部をキレイな状態に保ちます。
圧縮圧力を点検すると1,040Kpaでした。
工場内の燃料を補給してエンジンかかりました。2サイクルエンジンオイルは信頼できるメーカー純正品をお勧めします。
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