REPAIRBLOG修理ブログ

PLOW長岡店の柳です。ゼノアGZ3500Tエンジンかからない症状で持ち込みされました。先日スパークプラグを購入されたお客様でした。

燃料が劣化しています。抜き替えても始動せず

エアークリーナーは少し汚れているので清掃しました。しかしエンジンかかりません。時々初爆がするだけです。

スパークプラグを外そうとしたら緩んでいました。締め付け不良です。締め付けましたがそれでもエンジンかかりません。

テスターで点検するとスパークしていません。イグニッションコイルが故障しています。比較的新しい機体ですが故障してしまったようです。

圧縮圧力を点検すると890Kpaです。やや低いです。マフラーを外してピストン、シリンダーを点検すると縦傷なし、エンジンは正常でした。

修理見積もりして受注しました。イグニッションコイルASSY交換します。

スターターを取り付けて正常にエンジン始動、吹け上がりも正常です。イグニッションコイルを長持ちさせる方法があります。長時間フルスロットルで運転したらしばらくの間アイドリングして冷却風でエンジンの温度を下げてから停止してください。キャブレターの燃料が沸騰して再始動困難になる現象（パーコレーション）を防止する効果もあります。