REPAIRBLOG修理ブログ

PLOW長岡店の柳です。18日夕方持ち込みされたマキタMDE335です。お客様自身でスパークプラグ、プライミングポンプ、燃料フィルター交換、キャブレター分解清掃したそうです。ホームセンターで混合油を購入したそうです。

マキタMDE335のスプロケットカバーにMade in West Germanyと書かれています。西ドイツ　SACHS-DOLMAR（ドルマー）社製、排気量33.0cm3あります。

燃料タンクの中を点検すると異物が入っています。

燃料を抜いてみるとかなり木屑が入っていました。タンク内を清掃してから工場内の燃料（STIHL純正HPスーパー使用）を補給してスターターを何回引いてもエンジンかかりません。

圧縮圧力を点検すると1,100Kpaでした。正常です。

ソーチェーン、ガイドバーを外してスプロケットを点検すると摩耗しています。

マフラーを外してピストンを点検すると縦傷なし、ピストンリング右側が黒く変色しています。

シリンダーの吸気側を点検すると薄い縦傷があります。圧縮圧力1,100Kpaあるので正常と診断します。

テスターをつないで点火系統を点検すると正常にスパークしています。圧縮正常、点火正常です。燃料系統異常の可能性があります。