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STIHL MS150C-E スプロケットカバーが取り付けできない。

PLOW長岡店の柳です。長岡市内のお客様からMS150C-E修理依頼で送られてきました。お客様の訴えは、スプロケットカバーが取り付けできないです。

昨日電話で説明したんですが、チェンブレーキがかかったままだとブレーキバンドが締め付けられていて解除しないと取り付けできません。お客様はチェンブレーキがかかったまま無理やりスプロケットカバーを外したため取り付けできなくなったそうです。

無理やり外そうとしてブレーキバンドを破損する故障が過去にありました。

次にエンジン診断開始します。燃料タンク内部に異物を確認しました。

燃料を抜いてみると劣化燃料でした。チェンソーに限らず混合油は1ヶ月で劣化します。劣化燃料は始動性が悪いだけでなく潤滑不良でエンジン故障する原因になります。チェンソーを1ヶ月以上使わないときはガス欠にしてから(燃料使い切り)保管してください。燃料入れっぱなしによる故障があります。(キャブレター内部でガソリンが揮発してオイル成分が詰まる)

燃料タンク清掃、燃料を補給してエンジンかかりましたが赤いオイルが出てきました。お客様に電話すると、エンジンオイルを入れたそうです。当店で販売したお客様ですが油種間違いしています。納品時にチェンオイルを使ってくださいと説明していますが正しく理解されていなかったようです。

圧縮圧力を点検すると840Kpaでした。若干低いです。

マフラーを外してピストンを点検すると薄い縦傷があります。

シリンダーの内壁にも薄い縦傷があります。エンジンの始動性、吹け上がりも正常ですが軽度のエンジン焼き付きしています。劣化燃料を使ったことが原因と診断します。

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