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ホンダHSS1170i 警告灯連続点滅
PLOWカスタマーサポート小関です
上越市内の除雪機業者様から外注修理依頼品が到着しました
症状は「警告灯が連続点滅して走行不能」
プラウカスタマーサポートでは除雪機整備業者さんや
電装修理業者さんからのハイブリッド機などの電装修理が持ち込まれます
今回も外注修理の外注修理でした
困ったときは無駄に手を付けずPLOWに相談してください
診断を開始
症状の再現性は良好、すぐに不具合が発生しました
連続点滅なのでECUの判定項目はシンプル
オルタネータ、ECU、バッテリー、ハーネスのどれかです
診断機を接続しデータをモニターしましたが「バッテリー電圧低下」の連続
走行クラッチをONにすると途端に警告点滅でフェイルセーフに入るので
走行モーターの回転指示値とフィードバック値は読み取れません
オルタネータの出力電圧と現在のバッテリー電圧は正常値
オシロスコープでオルタネータの出力パルスを計測しましたが正常
*データモニター画面は先方業者のプライバシーがあるためご容赦
この機種でアルアルのハーネス損傷もまだ大丈夫でした
この部分で配線被覆が破れる事が多いのですが・・・
という事でECUの入力信号とモータへの出力信号の生データをオシロでチェック
やはりECUからモーターへの出力がありません
ECUに接続しているカプラーは右横金属カバー内です
取り外しました
この機体には34330-V21-822が搭載されていますが
現在供給される部品は34330-V21-U01
診断用ストックへ換装します
新旧は外観上同じ
因みに第一世代用は部品番号が異なり互換性無し
注意が必要
ECU換装後は警告灯点滅は発生しなくなりました
診断システムでのデータモニターも正常値
見積を作成し2次整備店へ連絡です
今回はユーザー⇒1次整備店⇒2次整備店⇒PLOWカスタマーと4階層なので面倒です
ECUが高額(12万円以上します)
システム診断料と交換技術料、センサー初期設定費用などで14万円ほどの整備
2次整備店へ見積を連絡し回答を待ちます
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