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KIORITZ CSV672 エンジンかかるけどアイドリングでエンストする。故障診断

PLOW長岡店の柳です。KIORITZ CSV672 エンジンかかるけどアイドリングでエンストする症状で持ち込みされました。他店購入品でも喜んで修理させていただきます。

CSV672は排気量66.0cm3もある大型チェンソーです。STIHL純正エンジンオイルHPスーパーを使っているそうです。

入っていた燃料でエンジンかかりました。アイドリング回転数2,650rpm、最高回転数13,000rpmまで回りました。エンストする症状は起こりませんでした。気になったのが「ガーー」「ゴーー」という低い異音発生していました。ベアリングから出るような異音です。

スパークプラグは正常な色をしていますがカーボン付着あります。

プラグホールからシリンダーの内壁に深い縦傷を見つけました。

エアークリーナーは清掃されています。

圧縮圧力を点検すると980Kpaでした。やや低いです。

マフラーを外してピストンを点検すると縦傷なし、しかしピストンリングの下側が排気漏れして黒くなっています。

シリンダーの吸気側を点検すると深い縦傷がありました。エンジンかかるけど焼き付きしています。

吸気側に縦傷ができる原因は、1.エアークリーナーから細かい木屑を吸い込んだ(清掃不良) 2.STIHL純正オイルで混合した燃料が劣化していた(燃料管理) 3.STIHL純正オイルを使う前に使っていたオイルが原因による潤滑不良などが予想されます。

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