REPAIRBLOG修理ブログ

PLOW長岡店の柳です。柏崎市のお客様から持ち込みされたSTIHL 020　中古品を購入したがまだエンジンをかけていない。点検の依頼です。

STIHL 020はMS200の旧型機ですが部品供給終了しています。1999年製なので24年前の機体です。

燃料タンクに劣化燃料が残っていたので排出、清掃してから燃料を補給してエンジンかかりました。しかしアイドリング回転数が低く何回かエンストしました。最高回転数も10,900rpmしか回りませんでした。基準値はアイドリング回転数3,000rpm、最高回転数14,000rpmです。チェンオイル吐出確認しました。

圧縮圧力を点検すると970Kpaでした。正常です。

マフラーを外してピストンを点検すると縦傷なし、排気口にカーボンが堆積しています。

シリンダーの吸気側を点検すると薄い縦傷がありますがかなりキレイな状態です。

次にキャブレターを点検します。燃料ホースが固くなっています。

ZAMA製キャブレター　型式C1Q　機番S32

漏れテストは正常でした。しかしエンジン不調なので分解清掃が必要です。

スターターロープが切れそうです。ポールも摩耗あり

燃料ホースは供給終了しています。それでも修理可能ですがどこまで修理するかお客様に相談します。