REPAIRBLOG修理ブログ

PLOW長岡店の柳です。SACHS-DOLMAR　ドルマー115i 胎内市のお客様からエンジン焼き付き修理で入庫しました。お客様から程度の良い中古部品を持ち込みして頂きました。今年4月にもドルマー115を修理しました。過去記事はこちらです。https://plow-power.com/repairblog/repairblog-45774/

圧縮圧力を点検すると650Kpaしかありません。

ドルマー115iのキャブレターは特殊なタイプです。チョークレバーを引っ張ってもチョークバルブがなく、インジェクションバルブが燃料を多く噴射することで濃い空燃比にしています。画期的です。

キャブレター漏れテストは正常です。

点火系統も正常です。

シリンダーを外してみるとピストンの吸気側にかなり深い縦傷がありました。

シリンダーの吸気側にも縦傷があります。

圧縮圧力が低下した原因はピストンリングの上から下までできた縦傷です。何か異物が挟まった可能性があります。