REPAIRBLOG修理ブログ

PLOW長岡店の柳です。B&Sﾌﾞﾘｯｸﾞｽｱﾝﾄﾞｽﾄﾗｯﾄﾝ製　乗用芝刈機　RER200修理引き取りしました。お客様の訴えは、燃料を補給したらエンジンかからなくなった。少し時間が経つとエンジンかかるそうです。この症状だけで判断すると、1.イグニッションコイル故障　2.タンクベント（燃料タンクキャップ）詰まり　3.キャブレターのフューエルカットソレノイド故障のどれかがあやしいですが、地元の自動車整備士に見てもらったら点火していないと言われたそうです。

引取するときにお客様に問診しました。再始動する時チョーク位置にしていないか？→OK　エンジン始動する条件は、1.シートに座っているかパーキングブレーキON　2.刈刃クラッチOFF　3.シフトレバーがニュートラル位置になっている。この状態でキーを回すとセルモーターは回りますが始動しませんでした。

しかしパーキングブレーキペダルを更に踏み込むとエンジン始動しました。ブレーキスイッチの接触不良が始動不良原因でした。故障原因を特定しました。

修理開始します。カッターデッキ取り外しました。シートの下にあるパイプフレームの中にケーブルが通っています。

エンジンの真下にブレーキスイッチがありました。ブレーキペダルを踏むとスイッチが押される構造ですがロックした状態では完全にスイッチを押していません。ケーブルには調整箇所がありません。

ブレーキを解除した状態です。

良いアイディアが閃きました。厚さ約5ｍｍのゴム製プレートを両面テープで貼り付けてブレーキスイッチをより強く押し付けるように調整しました。

追加で御用命のブレード交換しました。

カッターデッキを取り付けてブレーキペダルをロックした状態でエンジン始動することを確認しました。修理完了です。

暑い日が続きますが熱中症に気を付けてください。