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BIG M(丸山製作所) KC26RDVX エンジンかからない故障診断
PLOW長岡店の柳です。BIG M(丸山製作所)KC26RDVXエンジンかからない症状で持ち込みされました。
診断開始します。カバーが熱で溶けています。
正常にスパークしていますが入っていた燃料ではエンジンかかりません。
抜いてみると水分と異物が入っています。燃料を抜き替えてみましたがそれでもかかりません。
スパークプラグは焼けすぎの状態です。発火部の絶縁体表面が白くなり、燃え残り(デポジット)が斑点状についています。プラグ受熱温度が高過ぎることが考えられ異常燃焼(プレイグニッション)が発生している可能性があります。プレイグニッションが発生すると燃焼室内が異常過熱されてエンジン焼き付きする場合があります。カバーが溶けた原因はこれですね。
圧縮圧力を点検すると900Kpaでした。低いです。
マフラーを外してピストンを点検すると縦傷はありませんが排気口に燃焼生成物が堆積しています。
シリンダーの吸気側を点検すると深い縦傷があります。エンジン焼き付きしています。
シリンダーの吸気側に縦傷ができる場合は、エアーフィルターから異物を吸い込んだ。劣化燃料や水分を含んだ燃料を使用した。低品質なエンジンオイルを使用した。などの原因が考えれます。
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