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ホンダ発電機EG25i エンジンオーバーホール

PLOWカスタマーサポート小関です

ホンダインバータ発電機EG25iのエンジン部品が入荷

オイル消費過多の為オーバーホールを実施します

早速分解します

燃料タンクやリコイルユニットなどの周辺部品を撤去

5分ほどでスッキリした状態になります

エンジンマウントとの整合部4カ所を分離しエンジンを摘出

バレルとヘッドは一体成型なのでカムやロッカーから分解します

クランクケースは斜め割り

タイミングベルト下端が見えます

反対側にはガバナーとオイルレベルセンサーがあります

この絵をみて気づいた人は鋭い人

クランク軸を受けるクランクベアリングがありませんね

このエンジンGC190LAはボールベアリングはありません

クランクケース内面穴に直接軸が挿入される構造

一種のプレーンベアリングです(メタル無しですが)

なのでオイル管理がとても重要になります

クランクシャフトとピストンを取外し

コンロッドキャップもプレーンタイプ

綺麗な状態です

ピストンスカートは軽いスクラッチがありますが

汎用空冷エンジンだとだいたいこんな状態である事が多いですね

シリンダー壁の状態

少しスクラッチが見えます

古いピストンをコンロッドから分離し新品に交換

新しいシリンダーバレルにピストンとクランク軸をセット

コンロッドキャップの締め付けトルクは微小トルクなのでトルクレンチは必須

締め付けトルクが強いと簡単に焼付きます

樹脂製のカムシャフトをセットしタイミングを合わせます

ジェネレーター部を復元

ココもトルク管理が重要な分部

クランク軸とマグネットローター接合はテーパー勘合

キーは位置決めだけで締結力に寄与しません

正確なトルク値で締める必要がありますね

 

無事作業完了

3時間の試運転ご初期注入したオイルを抜き

新しいエンジンオイルを中

これで納品が出来ます

 

 

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