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STIHL MS250C エンジンかからない、兵庫県から送られてきました。
PLOW長岡店の柳です。STIHL MS250C エンジンかからなくなってお客様自身でいろいろ部品交換したが直らないのでギブアップしたそうです。兵庫県から送っていただきました。
型式 MS250C 製造年月2002年7月なので21年前のチェンソーです。現行機種はMS250C-BEです。
燃料タンクキャップを開けると燃料が入っていましたが劣化しています。木屑が混入しています。
スロットルトリガーの上側のレバー「セーフティスロットルロック」が飛び出ていません。
ハンドルモールディングを外してみるとスプリングが正しい位置に取り付けられていません。
スプリングが引っかかるように取り付けると正しい位置になります。
タンクベントの下側から燃料が漏れています。ホースの取り付け不良かホース劣化している可能性があります。
燃料を抜き替え、タンク清掃してエンジン始動するか試しましたが初爆するだけでエンジンかかりません。デコンプバルブがついていますが押さなくても軽く引けます。圧縮圧力を点検すると750Kpaでした。かなり低いです。最初に圧縮圧力を点検することが重要です。圧縮圧力が基準値以下まで低いと正常に燃料が供給されても爆発することができません。現行機種MS250C-BEはかなり圧縮圧力が高くてケッチンを喰らってしまうくらいです。
マフラーを外してピストンを点検すると縦傷なし
しかしシリンダーの吸気側を点検すると薄い縦傷がありました。軽度のエンジン焼き付きしています。エアークリーナーの清掃不良で木屑を吸い込んだり、劣化燃料や不適切な燃料を使うとシリンダーの吸気側に縦傷ができます。
デコンプバルブを清掃して圧縮圧力が1,100Kpaくらいまで上がらなければシリンダーとピストン交換しないと直りません。
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