REPAIRBLOG修理ブログ

NEW STORE

毎月1日はプラウの日。お買い物でポイント5倍が貯まります。さらにLINE連携で3%OFFが実現!詳細案内  会員登録ページプラウ会員登録の詳しいご案内プラウ会員登録ページ

月別アーカイブ

カテゴリー

ブログ内検索

STIHL 020AVP 燃料ホース交換で入庫しました。

PLOW長岡店の柳です。STIHL 020AVP 燃料ホース交換の修理依頼です。胎内市のお客様から送られてきました。

「AV」はアンチバイブレーション(振動軽減)「P」はプロフェッショナル(専門家・職人)を意味しています。

Made in West Germany 西ドイツ製です。排気量32.0cm3 現行機種MS194C-E 31.8cm3が最も近い機種です。

燃料を補給してエンジン始動、燃料漏れはなくアイドリング回転数安定、吹け上がりますが最高回転数9,500rpmしか回りません。020AVPはアイドリング回転数2,800rpm、最高回転数12,500rpmが基準値です。チェンオイル吐出確認OKです。

燃料ホース交換以外に異常ないか点検すると、チェンテンショニングナットが摩耗しています。

スプロケットも摩耗しています。

圧縮圧力を点検すると1,080Kpaでした。正常です。

マフラーを外してピストンを点検すると縦傷なし、しかし排気口にカーボンが堆積しています。マフラーも詰まっている可能性があります。排気抵抗が大きくなり吹け上がりが悪くなります。他社製のエンジンオイルの中には潤滑性能が低い、カーボンが発生しやすい、燃料ホースが硬くなったり溶かしてしまう、始動性が悪い、排気ガスが臭い、煙が多いなどエンジン不調になるオイルが販売されています。

ピストンリングの下側が褐色に変色しています。

シリンダーの吸気側を点検すると薄い縦傷がありました。でもこの程度なら大丈夫です。

エアーフィルターは詰まりはないようですが、細かい木屑は吸い込んでしまうのでフリースフィルターが海外に在庫あれば交換をお勧めします。明日はさらに分解点検します。

修理動画のご案内

「修理ブログ」を発展させた、高度な「修理動画」を”Youtube プラウチャンネル”で展開中です。ご自身で修理を行いたい、機械の内部構造を知りたいなど、多くのご要望に対し「修理動画」と言う形でお応えしたいと思います。
「修理動画」一覧ページはこちらから。