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STIHL 020AVP 燃料ホース交換で入庫しました。
PLOW長岡店の柳です。STIHL 020AVP 燃料ホース交換の修理依頼です。胎内市のお客様から送られてきました。
「AV」はアンチバイブレーション(振動軽減)「P」はプロフェッショナル(専門家・職人)を意味しています。
Made in West Germany 西ドイツ製です。排気量32.0cm3 現行機種MS194C-E 31.8cm3が最も近い機種です。
燃料を補給してエンジン始動、燃料漏れはなくアイドリング回転数安定、吹け上がりますが最高回転数9,500rpmしか回りません。020AVPはアイドリング回転数2,800rpm、最高回転数12,500rpmが基準値です。チェンオイル吐出確認OKです。
燃料ホース交換以外に異常ないか点検すると、チェンテンショニングナットが摩耗しています。
スプロケットも摩耗しています。
圧縮圧力を点検すると1,080Kpaでした。正常です。
マフラーを外してピストンを点検すると縦傷なし、しかし排気口にカーボンが堆積しています。マフラーも詰まっている可能性があります。排気抵抗が大きくなり吹け上がりが悪くなります。他社製のエンジンオイルの中には潤滑性能が低い、カーボンが発生しやすい、燃料ホースが硬くなったり溶かしてしまう、始動性が悪い、排気ガスが臭い、煙が多いなどエンジン不調になるオイルが販売されています。
ピストンリングの下側が褐色に変色しています。
シリンダーの吸気側を点検すると薄い縦傷がありました。でもこの程度なら大丈夫です。
エアーフィルターは詰まりはないようですが、細かい木屑は吸い込んでしまうのでフリースフィルターが海外に在庫あれば交換をお勧めします。明日はさらに分解点検します。
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