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SACHS DOLMARドルマー114 診断
PLOW長岡店の柳です。SACHS DOLMARドルマー114 福島県のお客様から送られてきました。お客様の御用命はキャブレターを調整して欲しいです。
ドルマー114は排気量51.0cm3あります。先月修理した115の旧型機のようです。Made in West Germany 西ドイツ製です。
燃料を補給してエンジン始動、アイドリング回転数安定しています。吹け上がりも正常です。チェンオイル吐出確認OKです。
エンジンの点検を開始します。圧縮圧力を点検すると1,160Kpaでした。正常です。
マフラーを外してピストンを点検すると縦傷なし、ピストンリングの下側が黒く変色しています。シリンダーの冷却フィンが清掃されていて凄くキレイです。
シリンダーの吸気側を点検すると薄い縦傷がありました。でもこの程度なら大丈夫です。
エアーフィルターを外してみましたがキャブレターの回りも凄くキレイです。タンクベントはSTIHL 0シリーズと同じホースにイモネジが入っているタイプです。
燃料ホースは透明なプラスチック製がついています。
燃料タンクの中もキレイです。ホースはまだ柔らかい状態です。キャブレター調整するための条件は、1.スパークプラグ、エアーフィルター、燃料フィルターが新品または清掃されていて新品に近い状態 2.キャブレターが新品または分解清掃していて正常な状態 3.純正2サイクルエンジンオイルまたは同等品のエンジンオイルで指定された混合比率で燃料を使用する。 4.ガイドバーとソーチェーンを取り付けた状態 5.サービスマニュアルを見ながら基準値に調整する。エンジンが調子悪いからと言っていきなりキャブレターを調整するのは逆効果です。チェンソー修理は信頼できるプロショップにおまかせください。
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