毎月1日はプラウの日。お買い物でポイント5倍が貯まります。さらにLINE連携で3%OFFが実現!PLOW MEMBERS登録はこちらから
月別アーカイブ
カテゴリー
ブログ内検索
STIHL MS261-VW 火花が飛ばない、ハンドルヒーティングが効かない診断
PLOW長岡店の柳です。STIHL MS261-VW 火花が飛ばない、ハンドルヒーティングが効かない症状で持ち込みされました。他店購入品でも喜んで修理させていただきます。型式プレートがなくなっています。
2010年10月製造です。この機体は前期型です。
まずは燃料タンクの中を点検すると、木屑が入っていました。エンジン不調の原因になるので清掃しました。燃料系統の詰まりは最悪エンジン焼き付きします。
テスターを取り付けて点検すると正常にスパークしています。点火系統は正常です。
燃料を補給してエンジンかかりましたがアイドリング回転数が低いです。基準値は2,800rpmです。暖機運転してハンドルヒーティングスイッチONにしましたがハンドルが温かくなりません。
圧縮圧力を点検すると950Kpaでした。低いです。
デコンプバルブを清掃して再テストすると1,020Kpaに上がりました。それでも低いです。基準値は1,100~1,200Kpaです。
マフラーを外してピストンを点検すると縦傷なし、しかしピストンリングの下側が黒く変色しています。排気ガスが漏れています。
シリンダーの吸気側を点検すると縦傷がありました。軽度のエンジン焼き付きしています。エアーフィルターからダスト(木屑)を吸い込んだり、低品質な燃料や劣化燃料を使用すると吸気側に縦傷ができる原因になります。
シリンダーの排気口にカーボンや燃焼生成物が堆積しています。STIHL純正エンジンオイルを使用すると排気口はキレイな状態になります。
スイッチを外してみると配線の異常を確認しました。スイッチと配線交換で直りそうです。
修理動画のご案内
「修理ブログ」を発展させた、高度な「修理動画」を”Youtube プラウチャンネル”で展開中です。ご自身で修理を行いたい、機械の内部構造を知りたいなど、多くのご要望に対し「修理動画」と言う形でお応えしたいと思います。
◎「修理動画」一覧ページはこちらから。