REPAIRBLOG修理ブログ

PLOW長岡店の柳です。STIHL MS250 の修理見積もりをして受注しました。部品が入荷したので修理開始します。

販売後わずか1ヶ月でお客様の操作ミスでクラッチASSYを焼き付きさせてしまいました。クラッチ破損、ニードルケージ（ベアリング）、ウォームギヤを溶かしてしまいました。オイルポンプが正常に機能するか？全部組み立ててからでないと点検できません。ここまでひどい状態になる前にエンジンを停止させることができれば損傷が少なかったと思います。焦げ臭いにおいがします。

溶けた部品をすべて交換するとエンジンハウジング、チェンブレーキカバー＋工賃で新品価格に近くなってしまうので最小限に抑えます。ウォームギヤとクラッチASSYを取り付けました。

ニードルケージにグリスアップしてからクラッチドラムを取り付けます。

しかしクラッチドラムを手で回そうとしましたが固くて回りません。ブレーキが引きずっています。ブレーキバンドの回りが熱で溶けたことが原因です。クラッチ、ブレーキバンドを取り外してハウジングを削って隙間を調整するとクラッチドラムが回るようになりました。

始動確認すると正常にチェンオイル吐出確認しました。

MS250修理完了しました。正しい操作方法を覚えて安全に作業してください。