REPAIRBLOG修理ブログ

PLOW長岡店の柳です。Husqvarna550XP　他店に修理に出したがエンジンかからないので持ち込みされました。

入っていた燃料でエンジンかかりました。アイドリング回転数は安定しています。しかしフルスロットルにするとエンジンハンチング（回転数が上下に波打ちする現象）します。

チェンオイル吐出確認しました。エンジン不調原因を診断します。

スパークプラグを点検すると正常な色をしていますがカーボン付着があります。

圧縮圧力を点検すると880Kpaでした。かなり低いです。この状態でもエンジンがかかるのはAUTO TUNE(電子制御キャブレター）だから低圧縮でも空燃比を自動調整しているからだと思います。

マフラーを外してピストンを点検すると深い縦傷がありました。シリンダーの排気口にカーボンが堆積しています。これは低品質なエンジンオイル使用している可能性が高いです。

ピストンリングの下側はかなりダメージが大きいです。エンジン焼き付き確定です。

シリンダーの吸気側にも縦傷がありました。高額修理になります。お客様に相談します。