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共立CS43RS 異音発生
プラウカスタマーサポート小関です
11月に販売した共立チェーンソーCS43RS
クラッチ近辺より凄い音が出るようになりました
まるで自動車のファンベルトがスリップしてるような悲鳴です
早速トラブルシュートです
この機種はクリップでドラムをホールドする構造です
STIHLでおなじみの方法です
ドラムを取り外すとクランク軸とクラッチが見えます
CS43RSはクランク軸中央に穴があいていて
そこからニードルベアリングにグリスアップできる構造
ドラムを外さずに給油できるのでメンテナンスが楽ですね
*赤矢印部からグリスを注入すると黄色矢印穴から出てきます
ピストンをロックしてクラッチを緩めます
今回は不要になったリコイルロープを使用しました
この作業には各メーカー専用工具を設定しています
↑の様に色んな形があります
ただし経験上リコイルロープが一番ピストンに優しいと思います
専用工具は接触面が金属や樹脂だから
クラッチOFFツールも機種ごとに形状が違います
専用品が手元に無くて急ぎの作業時は現物合わせで制作します
クラッチが外れました
このパーツには問題はありません
オイルポンプを駆動するウォームです
中央部はクランクシャフトにブッシュを介して接触します
これ裏面を確認すると何だか嫌やな光り方をしています
ブッシュの外側、ウォーム最内周部が削れてます
サークリップを確認するとピン穴部が光ってます
写真じゃ分かりずらいですが削れてますね
ウォームとここが接触して発音しているようです
ブッシュとクランク軸間は問題無し
クラッチON時は異音が出ず、クラッチOFFで発音するのも理論通りです
ブッシュの圧入位置も何だか外側にズレてます
とう事で部品を発注し入荷を待つことになりました
部品入荷を待つ間、ドルマー109の作業を進めます
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