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ホンダHSS655 ミッションオイル漏れ整備着手

プラウカスタマーサポート小関です

今日は午後から柏崎市へHSS655の整備依頼品の引き取りに出かけました

ご用命は「ミッション下にオイル溜まりができる 」

機体番号からオーガハウジングのリコール未実施機と判明したためリコールも同時に作業する事になりました

ハウジングを取り外すとシール交換の作業性も格段に良くなる為一石二鳥

まずはオーガユニットを取り外し

樹脂カバーを取り外す為、シューターを外します

スッキリ

カバーを外すとバッテリーが丸見えになります

バッテリー交換にはこの状態にする必要があるんです

ミッションとハウジングは6本のM8ボルトで接続しています

そのボルトを抜き取るとハウジングが分離します

顔を出した丸いのはクラッチ

実はHSS655にはベルトは1本も使われていません

オーガへの動力を断続するのはこのクラッチで行っています

これ、乾式多板式のクラッチなのでクラッチハウジング内にはオイルは入っていません

昔のDUCATIと同じタイプです(見た目もそっくり)

次はシール交換の為にクローラーを取外します

スッキリ

この機種は前輪駆動です

サイドクラッチを装備していない腕力で旋回させる機種は

駆動輪が前にあるか後にあるかで旋回性に大きな差が出ます

シールにアクセスできる様になりました

錆や汚れのあるアウトプットシャフトを綺麗にしてからシールを抜き取ります

シールが抜けました

軸のシールあたり面は綺麗ですね

この機種はリップタイプのシールではなくウォーターシールが使われています

シールが二重構造になっていて軸と接触する内側シール面は平面です

見えますか?

軸に当たる部分が平(中央に浅い溝があります)

私の経験上このシールのせいか分かりませんがHSS655(HS655含む)はココがしばしばオイル漏れします

毎年の定期点検でしっかりチェックしたいですね

 

今日は分解と部品発注で時間切れ

部品入荷を待って作業を完了させます

 

 

 

 

 

 

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