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エンジンカッター13台連続分解見積
プラウカスタマーサポート小関です
日曜日ですが朝からエンジンカッターの整備作業に没頭していました
ハスク7台、STIHL3台、新ダイワ3台で合計13台
入庫チェックの始動確認だけでも肩が痛くなります
新ダイワだけはソフトな引き心地で助かります
カッター整備の基本は清掃です
他の機械でも同じですがコンクリートを切断するので物凄く
エアエレメントやクーリングファン関連が汚れます
機械の寿命に直結する部分なので出来るだけ短いサイクルで実施しましょう
これハスクK760のエアエレメントを取り外した所
樹脂製のスクリーンがあります
エアエレメントの清掃を怠ると集塵しきれなくなったダストが
エレメントを通過しこのスクリーンの下1/4位の所に蓄積します
この機体はまだ大丈夫でしたが結構目にします
その状態ではエンジンがダストを吸ってますよ
切断時に発生したコンクリート粉は冷却空気取り入れ口である
リコイルカバーから機体内へ吸引されます
なのでリコイルユニット内部は汚損します
リコイルにトラブルを抱えたカッターが多いのも粉塵の仕業です
K760の青いリコイルスプリングのケース
磨耗して割れてます
粉塵が内部に侵入しない様ラビリンス形状になってますが
簡単に粉塵は内部まで入ってきてリールとの間でフリクションを発生させます
流石にハスクも気づいたようでこの部分、部品が変更されています
黒いパーツでツルっとした内部形状になり同心円状の加工は無くなりました
改善ですね
エレメントの清掃ですが
取説やサービスマニュアルではエアブロー禁止になっています
じゃーどうやって清掃しとって言うんですか?って言いたくなりますよね
でもそう書いてあるには理由があります
エアブローするとろ紙が破れる事があるからです
今回のK760も1台破れていました
どこかのビギナーがやってしまったんでしょう
エレメント点検時は必ず太陽に照らして確認しましょう
ろ紙に問題がある部分が光を通して明るく見えます
重要な作業です
スパークプラグのチェックも重要
燃焼室内の状態を教えてくれます
↑のプラグ見てピンと来た人は鋭いです
この焼け方は残念なお知らせです
碍子が濃い灰色で物凄く細かな粒々が付着しています
さっきのプラグはシリンダー・ピストンが焼付いている時のプラグ
プラグを抜いてこうだといつもブルーになります
シリンダーピストンKIT交換ですね
部品だけで4万円強
ハスクはシリンダーピストンKITの他にクランクケースセットと言って
エンジンそっくりそのままのパーツ設定もあります
9万円以上しますが一気にエンジンリフレッシュできるので便利です
今日最後に1台は新ダイワECD7412S
ベルト切れで預かった機体ですが物凄く新しい
ダストの状態から数回しか使用していない様です
ドライブベルトとファンベルト両方切れて凄い事になっています
なんでだろう?って検証していたら
ベルトカバー内部に正体不明のナットが・・・
カバーの樹脂が溶けてそこにナットが貼りついています
ベルトカバー内には存在しないナット(プーリーロックナットは軸に付いています)
このナットが噛み込んでベルトが切れたのは間違いないんですが
一体どこから来たナットでしょうか?
カバーはぴったりフィットして外部から異物は入りません
だとしたら最初から入っていたとしか考えられないんですが
不思議です
週明けにはDOLMARが数台入ってきます
またドルマー祭りになりそうです
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