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ゼノアのブロワーHB2311EZ エンジン始動不能
プラウカスタマーサポート小関です
ゼノア製エンジンブロワーHB2311EZ始動不能案件
初爆無し、プラグ穴からガソリンを注入すると数秒間エンジンが回転するがその後エンスト
ブロワーなので点検は少し面倒
カバーで最中状にエンジンがサンドイッチされてます
キャブレターはユーザーがすでに新品に交換済み
点火火花とタイミングは正常でマフラーの詰まりも無し
到着時にインシュレーターパッキンが入っていなかったので原因はそれかと思いましたが
違いましたね
シリンダー壁はおおむね良好です
という事でクランクの気密検査をします
作業にはエンジンを裸にする必要があります
なので機体内部からエンジンを摘出
マフラーと排気ポート間にゴムシートを挿入し遮蔽
キャブレターを取外し検査用アタッチメントを取付テスターを接続します
シリンダー内に正圧を掛けますが全く圧力が上がりません
クランクケース接合面やシリンダーベースに石鹸水を掛けますが泡が出ません
リーク音も聞こえないので思いっきり大きな口が空いているようです
残るはクランク軸オイルシールだけなので点検
リコイル側は問題ないのでフライホイールを取り外すとこうなっていました
シールがちぎっれて抜けています
クランクの1次圧縮室が外気と貫通していました
クランクベアリングも異物で汚損しています
軸には千切れてアウターと分離したリップ部がくっついています
これが抜けたシールでした
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