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PLOW薪割機ELS10 シリンダーオーバーホール
プラウカスタマー小関です
今日は薪割機ELS10のシリンダー分解整備を実施
ロッドシールからオイルが染み出すトラブルです
油圧シリンダーのシール類は消耗品で劣化すると交換が必用ですが
劣化以外にシールへのゴミ噛みなども故障の原因になります
今回の機体ロッドシールに異物が噛み込んだのが原因でした
ロッド表面にゴミ（砂や異物）が付着したまま清掃せず作業を続けると
トラブル発生の原因になります
そんな時はシール交換をすればオイル漏れは解消します
上の写真はロッドガイドを内側から見た図
緑のシールはロッドの汚れや異物が内部に侵入しない様除去するワイパーの役目をしています
そして青いシールが内部の油圧が外部に出るのをシールしています
なので、緑のシールからなんらかの原因で異物が内部に侵入し
青いシールのリップ部に挟まるとオイル漏れが発生します
シールは絶えずピストンロッドとこすれながら作動しているので徐々にすり減ります
その結果密着力が低下して寿命を迎えます
先ほどのシールは↑の写真の丸いかたまりの中に装着されています
外周の黒いOリングはシリンダー筒内壁と接触しているオイルシールです
これがシリンダー内部で油圧を受けるピストン
右側から油圧を掛けると伸び、左からかけると収縮します
延び側と縮側を仕切るのが中央の黒いシール
ここが消耗するとシリンダー内部で油圧抜けが発生し破砕力が低下したり
戻りスピードが遅くなったりする原因になります
ピストンロッド使用前に清掃してから作業を始めて下さい
木屑やホコリ、砂などがふちゃくしやすい部分です
こまめなメンテナンスが機械の寿命を延ばす秘訣です
シールKITはシリンダー用とコントロールバルブ用をご用意しています
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