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タナカ ECV-4501 エンジンかからない故障診断
PLOW長岡店の柳です。「修理ブログ」を見た!という群馬県のお客様から送られてきたタナカECV-4501エンジンかからない症状です。他店購入品でも喜んで修理させていただきます。
製造者元 ㈱新宮商行 製造年月 2011年11月 排気量43.0㏄ 11年前のチェンソーです。STIHL MS241C-Mと同等の排気量です。
燃料タンクを点検するとわずかに異物が入っています。エアーブローして清掃してから燃料を補給すると
タンクベントから燃料がにじんできました。交換必要です。
工場内の燃料(STIHL純正エンジンオイルHPスーパー使用)で正常にエンジンかかりました。アイドリング回転数安定しています。吹け上がりも正常です。
チェンオイルも正常に吐出確認しました。
スパークプラグは正常な焼け色をしています。わずかにカーボン付着あります。
圧縮圧力を点検すると980Kpaでした。やや低いです。
ガイドバーとソーチェーンを取り付けてエンジン始動してクラッチスプリングの点検をするとアイドリング回転数でソーチェーンは回らないので正常です。
マフラーを外してピストンを点検するとピストンリングの中間が黒く変色しています。排気漏れしています。
ピストンリングの下側を点検すると摩耗しています。薄い縦傷があります。
シリンダーの吸気側を点検すると薄い縦傷があります。エンジンかかるけど軽度のエンジン焼き付きしています。このままでも使えますがどこまで修理するかお客様に相談します。
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