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STIHL MS462C-M 加速不良 スロットルレバーを握るとエンストする 故障診断

PLOW長岡店の柳です。STIHL MS462C-Mのエンジン不調で入庫しました。お客様の訴えは、エンジン回転にムラがある。吹け上がりが悪くてエンストする。先日診断したときは軽度のエンジン焼き付きしているためデコンプバルブ清掃して900Kpaになり始動性、吹け上がりが改善しましたが再修理になりました。STIHLカスタマーから電話があり保証修理対応になりました。

エンジンオイルは純正HPウルトラ使用、入っていた燃料で正常にエンジン始動しました。吹け上がりも正常です。しかし圧縮圧力を点検すると880Kpaでした。低いです。

エアーフィルターは汚れがあります。

マフラーを外してピストンを点検すると薄い縦傷があります。軽度のエンジン焼き付きしています。

キャブレターを点検します。

漏れテスト結果は正常でした。0.8barを維持しています。

しかしエンジン漏れテスト(バキュームテスト、加圧テスト)をすると異常です。フライホイールを取り外してオイルシールを疑いましたが異常なし。

クラッチを取り外してオイルシールを点検するとこちらも異常なし。

改めてスリーブ(キャブレターを取り外してポンプを取り付けるアタッチメント)の取り付け、インパルスホースの接続を確認して再テストするとバキュームテストは正常になりました。0.5barを維持しています。エンジンは気密状態になっています。負圧が低下する場合はオイルシールが損傷しています。

続いて加圧テストをすると0.5barを維持しています。正常です。エンジンは気密状態です。圧力が大幅に低下する場合はエンジンが漏れています。

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