REPAIRBLOG修理ブログ

PLOW長岡店の柳です。神奈川県のお客様からお預かりしているSTIHL MS261C-Mです。ピストンとシリンダーを交換するためメーカーに発注しようとしましたが部品在庫なしのため修理が滞っています。ロシアによるウクライナ侵攻が原因です。早く戦争が終わって欲しいです。

それでも部品が入荷したらすぐに再開できるように準備します。デコンプバルブが凄く汚れているので

清掃します。

シリンダーを取り外しました。排気漏れによりピストンの排気側が真っ黒です。

ピストンの吸気側のスカート部が摩耗しています。

シリンダーの排気側に縦傷があります。注目すべきところは燃焼室内にカーボンが堆積していることです。低品質なエンジンオイルを使うとカーボン堆積して、はがれ落ちてピストンとシリンダーの隙間に入って研磨剤の役目をして縦傷ができる。

シリンダーの吸気側を点検すると薄い縦傷があります。

ピストンヘッドにもカーボン堆積しています。

ピストンに裏側にもカーボン堆積しています。

シンダーの排気口にもカーボン堆積しています。STIHLチェンソーには必ず純正エンジンオイルを使ってください。当店ではHPスーパーまたはHPウルトラをお勧めします。