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STIHL 021C 2台も北海道から送られてきました。

PLOW長岡店の柳です。昨年末に北海道からSTIHL 021Cが2台送られてきました。今日STIHL 064AVが修理完了したのでやっとお客様の順番が来ました。当店に送られてくるチェンソーのほとんどが重症患者です。1台修理完了するのに2.3ヶ月かかることもあります。まずは左側の021Cから診断開始します。

021Cは排気量35.2cm3 デコンプバルブ、クイックテンショナー付きですが現行機種MS210はデコンプバルブ、クイックテンショナーなし

燃料を補給してエンジンかかりました。しかしアイドリング回転数が低過ぎます。最高回転数11,600rpmしか回りませんでした。基準値はアイドリング回転数2,800rpm、最高回転数12,500rpmです。

エアーフィルターはかなり汚れています。使いっぱなしにするとエンジン不調や故障原因になります。

清掃しました。

エアーフィルターの内側まで異物が浸入しています。目立て不良や清掃不良が機械の寿命を縮めてしまいます。

スパークプラグを点検すると社外品のプラグがついていました。

圧縮圧力点検すると720Kpaでした。低過ぎです。

マフラーを外してピストンを点検すると縦傷はありません。しかし排気口にカーボンが堆積しています。これは低品質なエンジンオイルを使っていると起こりやすくなります。

シリンダーの吸気側を点検すると縦傷があります。軽度のエンジン焼き付きしています。完全に修理するにはシリンダー、ピストン交換、キャブレター分解清掃など高額修理になります。

エアーフィルターを通過した異物がシリンダーの吸気側に傷をつけてしまいます。エアーフィルターのこまめな清掃が重要です。

スパークプラグを取り付ける穴が見えます。(燃焼室)真っ黒になっています。

ガイドバーを点検すると先端が左側に曲がっています。

現行機種は新品価格¥39,600(税込)なので修理内容によって新品価格を超えてしまう可能性があります。お客様に相談します。

 

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