REPAIRBLOG修理ブログ

PLOW長岡店の柳です。STIHL 084AVの診断の続きです。お客様に聞き取りしたところ、キャブレターのエルボ（L型）のプラスチック製の部品が割れているので接着剤で応急処置をして使ったそうです。昨年も084AVの修理で同じ症状でキャブレターASSY交換しました。https://plow-power.com/repairblog/repairblog-27119/

キャブレターASSYの左側にエルボがあります。接着剤を塗った跡があります。取り外して確認します。

スイッチシャフトにチョークロッド、スロットルロッドが連結されています。分解する前に必ず写真を撮ることが重要です。組み間違いを防止します。

エルボの下側に大きな亀裂があります。この亀裂から空気を吸い込んで薄い空燃比になるために起こるエンジン不調、エンジン焼き付きになったと診断します。またエルボのみでは部品供給していないのでキャブレターASSY交換が必要です。

燃料ホース、インパルスホースは劣化して硬くなっています。

漏れテストすると針がすぐに下がってしまいます。正常なキャブレターは0.8barを維持しています。お客様に見積り連絡して受注しました。