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KIORITZ CS3611G 作業中にエンストして再始動できない故障診断

PLOW長岡店の柳です。12月になってもチェンソー修理の持ち込みが多いです。長岡市内の業務使用で使っているお客様のKIORITZ CS3611Gです。作業中にエンストして再始動できない症状です。販売店に持って行ったが原因不明で分からないと言われたそうです。他店購入したチェンソー修理でも喜んで点検、修理させていただきます。

他店で原因不明と言われたCS3611G 購入してから5年使っているそうです。何が故障原因なのか凄く興味があります。早速診断を開始します。

チェンソー修理は2サイクルエンジンの基本的な知識、修理技術がないと修理できません。まずは燃料系統の点検からスタートします。燃料フィルターが汚れ、詰まっています。NGです。

お客様に聞き取りしましたが、他社製の2サイクルエンジンオイルを使っているそうです。やまびこ純正も青色ですが、これは他社製です。NGです。タンクの中はキレイです。

入っていた燃料でエンジンかかりました。始動性は正常です。しかしアイドリング回転数が高いです。

フルスロットルにすると11,000rpm以上回りません。基準値は分かりませんがそれでも13,000~13,500rpmくらい回っていいはずです。無負荷運転でエンストする症状は起きませんでした。

スパークプラグを点検すると電極がやや白いです。カーボン付着があります。NGです。

圧縮圧力を点検すると960Kpaでした。やや低いです。NGです。

マフラーを外してピストンを点検すると右側(スターター側)黒く変色していて縦傷が見えます。通常はスターター側は冷却風が当たるので温度が下がるはずですが、スターター側の空気を吸い込む穴が塞がっていると冷却風を吸い込むことができずオーバーヒートします。作業後に清掃しないとエンジン焼き付きする原因になります。

ピストンを更に上昇すると、かなり黒いです。縦傷ができたことで排気漏れしています。

ピストン上死点位置は最も深い縦傷があります。エンジン焼き付き確定です。こんなに深い縦傷があるのにエンジンかかるのも凄いです。カーボンができる原因は低品質なエンジンオイルが

犯人です。

シリンダーの吸気側を点検すると広範囲に深い縦傷があります。

エアーフィルター未清掃のまま使い続けると詰まる以外にもわずかな隙間から異物を吸い込んでしまいます。

この機体の故障原因は、1.低品質なエンジンオイル使用 2.燃料フィルター詰まり、汚れ 3.エアーフィルター詰まり 4.作業後にスターター側を清掃しなかったため冷却できなくなりエンジンが焼き付いた。と診断します。純正品のエンジンオイル使用と作業後には必ず目立てと機体清掃をしてください。チェンソーが長持ちしますよ。

読者の皆様へ

いつも修理ブログをご愛読いただきありがとうございます。皆様にはその機械をより安全に、より快適にご使用いただくためにブログ執筆者も励んでいます。もし、同じ症状が見受けられた場合は「修理依頼/見積依頼」ページよりお問い合わせください。折り返し、プラウよりご連絡いたします。
◎「修理依頼/見積依頼」ページ https://plow-power.com/contact/repair/