REPAIRBLOG修理ブログ

PLOWカスタマーサポート小関です

岡山県よりドルマーのチェーンソー「１０９」を送って頂きました

ご用命はオイルポンプのトラブル整備

地元で部品供給終了で修理不可と言われたそうで弊社へお問い合わせいただきました

実はポンプはまだ手に入ります

今日現在部品センターに在庫が１０個

今回1個発注したので残り9個ですね

これがはけたら本当の供給終了です

DOLMARは西ドイツでチェーンソーを製造いていたメーカー

当時ドイツは西と東に別れ別々の国でしたね

夜中にベルリンの壁をぶっ壊す映像をテレビで観て感動した記憶が蘇りました

32年前の出来事、当時コセキは20歳でした

なんて事はどうでもイイので機体のチェックをします

これ初期モデルですね

いままで数多くのDOLMAR整備をしてきましたが１０９は好きな機種です

素材と造りの良さでいかにもドイツ的

ポンプ部をチェックする為にクラッチを取り外します

ピストンロックはいらなくなったリコイル紐を使います

ポンプが見えます

これ、ユーザーが違う機種の中古ポンプを取り付けたがうまくいかなかったとの事で即撤去します

オイルホースは収縮してタンクグロメット部が緩々です

ホース2本は同時に交換が必用ですね

金属製のウォームギヤがクランク軸に圧入してあるのが初期モデルの特徴

共立の小型機も同じ様な構造ですがこれはしっかり圧入してあります

後期型はゼノアと同様のウォームを外側から合わせる構造に変更されています

なのでこの金属ウォームも撤去します

という事で部品待ち

明後日部品が入荷したら作業再開予定です