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ホンダHS1170SV 点検パック見積もり中です。

PLOW長岡店の柳です。今日は暴風雨、ときどき霰(あられ)が降る荒れた天気です。晴れると虹が出ました。

ホンダHS1170SV点検パック見積もりを開始します。他店購入品で当店では新規のお客様です。バッテリーが上がっていたためリコイルスターターでエンジンをかけて引取しました。会社の敷地内を除雪しているためかなり酷使されています。ホンダのHPによるとHS1170SVは2002年に販売されています。約19年前の機体です。

気になるところがいくつもあります。クローラーとオーガハウジングが擦れた跡があります。

正常ならクローラーが干渉することはありません。

オーガのシャーボルトを取り付ける穴が広がっています。刃がかなり摩耗しているのでオーガ交換をお勧めします。

シャーボルトが純正品よりも硬いステンレスボルトがついていました。ボルトが折れにくくなる代わりにシャーボルトの穴が長穴になる。オーガミッションのギヤ破損するなどデメリットの方が多くなるので純正品か同等品を使ってください。

オーガプーリーのシャフトを上下に動かすとガタガタします。ベアリングが摩耗しています。過去にベアリングのボールがバラバラになっていた故障事例がありました。オーガクラッチを入れたときに異音や振動がないか確認してください。ゴーという音や異常な振動がある場合はベアリングが寿命です。

クローラスプロケットも長穴になっています。スプロケットピンは常に走行中は駆動力がかかるため金属疲労で折れます。

クローラがオーガハウジングに干渉する原因は、1.ワッシャーの摩耗

2.クローラーとスプロケットの摩耗により内側に動いてしまったからのようです。グリスアップしないと金属同士が擦れて摩耗します。定期的に分解、給油が必要です。

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