毎月1日はプラウの日。お買い物でポイント5倍が貯まります。さらにLINE連携で3%OFFが実現!PLOW MEMBERS登録はこちらから
月別アーカイブ
カテゴリー
ブログ内検索
STIHL 041AV エンジンかかるけど不安定になりエンストして再始動できない故障診断
PLOW長岡店の柳です。「修理ブログ」を見た!という愛知県のお客様から送られてきたSTIHL 041AVです。STIHL 0シリーズの中でも流通台数が多くて年間何台も修理しています。果たしてこの機体は復活できるのか?診断開始します。
お客様の訴えは、1.エンジンかかるけど少し使用すると回転数不安定になりエンストする。再始動できないという症状です。2.中古品で購入したが燃料の混合比率が分からず25:1ぐらいで使っていた。→STIHL純正2サイクルエンジンオイル(HPスーパーまたはHPウルトラ)を50:1で混合してください。3.キャブレター調整方法を教えてください。→調整方法を間違えるとエンジン焼き付きする危険があるのでNGです。4.チェンオイルの吐出量の調整方法を教えて欲しい。→7枚目の写真で説明します。
燃料を補給してすぐにエンジンかかりました。アイドリング回転数やや低いですが安定しています。吹け上がりも正常です。
チェンオイルの吐出確認しました。
クラッチシューが1ヶ所脱落しています。ASSY交換が必要です。
スプロケットは摩耗が少なく良好です。
圧縮圧力を点検すると1,100Kpaです。正常な数値です。
エアーフィルターを外すとキャブレターが見えます。キャブレターの右上にあるオレンジ色のダイヤルがオイルポンプのスクリューです。+-が書いてないので分かりにくいですが右回しすると吐出量が多くなるはずです。後日確認します。燃料ホース、インパルスホースはカチカチに硬化しています。燃料タンク内のホース、ピックアップボディも交換をお勧めします。
キャブレターを取り外してピストンを点検するとキレイです。
Tillotson製キャブレター 型式HS 機番13B
漏れテストすると0.8barから徐々に針が下がってきました。NGです。少し経つとキャブレターから燃料が漏れてきました。エンジン不調原因はキャブレターのようです。燃料系統の修理+クラッチASSY交換でこの機体は復活できそうです。部品を探します。
修理動画のご案内
「修理ブログ」を発展させた、高度な「修理動画」を”Youtube プラウチャンネル”で展開中です。ご自身で修理を行いたい、機械の内部構造を知りたいなど、多くのご要望に対し「修理動画」と言う形でお応えしたいと思います。
◎「修理動画」一覧ページはこちらから。