REPAIRBLOG修理ブログ

プラウカスタマーサポート小関です

かなり前に中古機で販売したヤナセ除雪10-16HSTが始動不能との連絡をいただき

診断の為現地へ急行

確認するとセルは勢いよく回転するが全く初爆がありません

ベンチュリーに直接ガソリンを滴下するとかかります

負圧式ポンプは正常に作動しガソリンを送り出しているのを確認

キャブ内部の問題ですね

エンジンはブリッグスのバンガードエンジン

高耐久性エンジンです

実はこのエンジンのキャブレターにはドレーンがありません

長期不使用のときは燃料劣化防止剤を注入する仕様です

なのでシーズンオフに何もしないまま放置するとキャブ内のガソリンが劣化し

始動不良まはたは始動不能の状態になりやすい構造です

キャブレターの分解清掃が必要ですが

このタイプのキャブレターは分解方法がちょっとかわっていて

パッキンがかなりの確率で破れます

オーバーホールキットの入荷を待ち現地修理することにしました