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ホンダ用パワーハイトの整備 部品入手に苦労するようになりました
プラウカスタマーサポート小関です
今回はホンダ除雪機HS1390Z系や乗用耕うん機FJ900などに搭載されている
電動パワーハイトの整備
今回のはFJ900のK1タイプ
いきなりバラバラです
オイル漏れ修理でお預かりした品ですが到着時すでに異常な動作をしていました
アップリリーフの動作不安定とバルブ鳴きなど状態は今までで一番良くない個体
オイルが抜けた状態で繰り返し使用していた様で内部に細かな金属粉末も見えます
シリンダーは内面をホーニングし表面を仕上げました
その後内部洗浄を入念に行い金属粉を除去しました
スプールバルブ部とマニュアルバルブ部も問題ない事を確認
今回はスプールバルブに問題が見つかり交換を行いました
スプールバルブはすでにメーカー供給終了部品でメーカー在庫もありません
手持ちの貴重な部品を使用しました
これがオイルポンプ
ダウンリリーフバルブをボディーとの間に挟む様に押し付けています
このリリーフバルブも部品供給終了です
内部を完全にしたあとロッドガイドを組み付けオイルを注入しエア抜きをします
今回はモーターも寿命の為交換
これけっこう高い部品なんですが供給はまだ大丈夫です
部品があるうちに交換しておくことをお勧めします
これが今回交換した部品(モーターも交換しています)
このシリンダーは完全整備を実施したので新品に近いコンディションに復旧しています
FJ900本体の寿命までは動き続けてくれると思います
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