REPAIRBLOG修理ブログ

PLOW長岡店の柳です。STIHL MS151TC-E　エンジンかからない症状で持ち込みされました。当店で今年販売した機体です。

入っていた燃料で試してみましたがエンジンかかりません。エンジンオイルはHPスーパーを使っているそうです。燃料タンクの底に木屑が沈んでいます。

エアーフィルターは少し汚れています。

まずは燃料を抜き替えてみます。しかし初爆するだけでエンジンかかりません。

次にスパークプラグを点検するとかなりカーボン付着しています。純正エンジンオイルを使用していても低負荷運転を続けると燃料が不完全燃焼してカーボンができやすくなり失火（点火不良）を起こします。完全燃焼するとスパークプラグが自己清浄温度500℃以上でカーボンを焼き切ります。正常にスパークプラグが焼けるとキツネ色になります。

電極の摩耗が見られなかったのでカーボン除去して取り付けると正常にエンジンかかりました。エンジン回転数点検、調整しました。

クルマでもチョイ乗りはエンジンによくありません。キッチリ負荷をかけてエンジンを回してあげましょう。