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新ダイワE260T エンジン吹け上がりが悪い故障診断

PLOW長岡店の柳です。秋晴れの乾いた空気で気持ちがいいです。新ダイワE260Tのエンジン吹け上がりが悪い症状で持ち込みされました。お客様がキャブレターをいじってしまったそうです。エンジンの調子が悪いからと言って点検をせずにいきなりキャブレターを調整するのはさらに悪化する原因になります。

入っていた燃料でエンジンかかりました。アイドリング回転数3,600rpmで高めです。

フルスロットルで13,980rpmでした。全開時回転数が安定しません。MS201C-Mと同等のエンジンなら基準値内ですが、メーカーに確認中です。タコメーターを使用せずに適当にキャブレターの高速Hスクリューを薄く調整すると過回転でエンジン焼き付きします。

吹け上がりが悪い原因は、1.劣化燃料 2.エアーフィルター詰まり 3.スパークプラグ摩耗、品番間違い 4.燃料フィルター詰まり 5.マフラー詰まり 6.キャブレター内部詰まり 7.燃料ホースに穴が開いて空燃比変化 8.クランクシャフトオイルシールから二次空気を吸い込んでエンジン不調などがありますが、基本点検してどこが悪いのか特定してからでないとキャブレターを調整してはいけません。

スパークプラグの電極が異常に白いです。空燃比が薄い、Hスクリューを締めこみ過ぎてエンジン過回転した可能性があります。エンジン焼き付きしているかもしれません。

圧縮圧力を点検すると今回も600Kpaまで針が上がってすぐに下がってしまいます。エンジンは正常にかかるのでコンプレッションテスターが壊れているかもしれません。

マフラーを外してピストンを点検するとキレイですが排気口にカーボン付着しています。かなり低品質なエンジンオイルを使っていると思います。

シリンダーの吸気側に深い縦傷あります。

かなり深い縦傷があるのにエンジンかかります。軽度のエンジン焼き付きしています。故障原因は、1.低品質なエンジンオイルを使っている。2.キャブレター調整を薄くし過ぎている。と診断します。

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