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ヤマハ EF1600iS エンジンかからない故障診断

PLOW長岡店の柳です。ヤマハEF1600iSエンジンかからない症状で岐阜県のお客様から送られてきました。

故障診断を開始します。スターターロープを引くとエンジンオイル警告灯が点滅しました。エンジンオイル量が少ない為オイルレベルセンサーが作動してエンジンがかからないように点火系統を機能停止しています。オイルレベルセンサーが故障するとオイル量が正常なのに点火しない、オイルが入っていないのに点火する(エンジン始動すると焼き付きする)故障事例があります。空冷エンジンはオイルが少しずつ燃焼(減少)しているのでオイル量の点検が必要です。

カバーを開けてみるとオイル漏れしています。

フィラーキャップを開けてみると確かにオイルが減っています。

どこからオイル漏れしているのか?ファンカバーの下側がオイルで濡れています。

バラバラに分解しました。

スターターを外してエンジン単体にします。

エアーフィルターを点検すると1/4くらいオイルを染み込んでいます。これで原因が分かりました。

ブリーザーホース(ブローバイガス)からエアーフィルター側にエンジンオイルが流れ込んだようです。珍しい故障事例ですが、予想される故障原因は、1.機体を横倒しした。(輸送事故の疑い)2.エンジン本体の寿命(ピストン、ピストンリング、シリンダーが摩耗している)3.狭い場所、密閉された空間で使用した。オーバーヒートに近い状態になるとブローバイガスが出やすくなる。通常ではエンジンオイルが漏れることはありません。いざ使おうとしてもエンジンかからないことは他の機械でも良くありますが事前に準備しておくことをお勧めします。

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